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UN Women 北九州 活動報告 (2011年7月)

UN Women 北九州では、(財)アジア女性交流・研究フォーラムや、北九州市立男女共同参画センター・ムーブとの共催のもと、毎年ムーブフェスタ期間中に募金活動、講演会やさまざまなイベントを開催しています。
今年も、市民の皆さんとふれあう機会をもつため、次の3つのイベントを行いました。

 

UN_Women_2011_1.jpg まず、毎年、恒例となっている「チャリティ・バザー」は、今年も7月16日(土)にムーブ1階の交流広場で開催されました。多くのUN Women北九州の会員が持ち寄った商品を、会員自らが市価の半額以下で提供しました。当日は、多くの市民のみなさんにご来場いただき、押すな押すなの大盛況で、終了予定時間前に完売しました。売り上げ代金の多くは、UN Women日本国内委員会、そして国連へと寄付されています。 


UN_Women_2011_2.jpg 続いて、Wen-Doインストラクターである大沼もと子先生をお迎えして開催した、「女性のための護身術”Wen-Do講座”」は、7月22日(金)・23日(土)の2日間にわたって、ムーブ5階の大セミナールームで開催されました。

 ”Wen”は「女性」”Women”を、”Do”は「道」を意味します。参加者は、開始早々、講師の大沼先生の大声にびっくりさせられましたが、次第に先生のお話と実技指導に引き込まれていきました。講座終了後の参加者からのアンケート結果では、ほとんどの方から「とても良かった」という感想をいただきました。 


UN_Women_2011_3.jpg そして3つ目は、「タブー パキスタンの買春街で生きる女性たち」講演会です。アジア女性交流・研究フォーラム主任研究員の太田まさこさんを講師として、7月29日(金)にムーブ5階の大セミナールームで開催されました。

 パキスタンに存在する赤線地帯(買春街)での、踊り子たちの暮らしや考え方、売買春に関する歴史的な背景、伝統的な売春制度が現代の買春へと変容していく様を、資料や写真をつかってわかりやすく解説していただきました。パキスタンにおける、買春街と一般社会のなかで生きる女性たちをジェンダーの視点から比較するなかで、私たちの住む日本の社会についても深く、見つめ直す機会となりました。

 

 最後になりましたが、1人でも多くの方々にUN Women 北九州へご参画いただき、活動の輪を広げていけたらと考えております。ぜひとも、みなさまのご協力をお願いいたします。

 


UN Women 北九州とは・・・・・
 国連改革に伴う女性関連4機関の統合によりUN Women(国連女性機関)が誕生したことから、「世界の女性と手をつなごう!」をモットーに、1994年に発足した「ユニフェム北九州」は、本年4月1日、「UN Women 北九州」へと名称の変更を行いました。 

 UN Women 北九州は、今後も開発途上国のジェンダー平等と女性のエンパワーメント支援のためにバザー等の募金活動、講演会やイベントの開催、ニューズレターの発行、国際交流等を行う予定です。加えて、UN Womenの活動意義の周知や、開発途上国のみならず世界中の女性と女児が差別や暴力そして貧困に苦しむことのないよう、ジェンダー平等な社会の実現に向けた活動に取り組んでいきます。