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プログラム開発

KFAWデートDV予防教育ファシリテーター養成講座の実施(2011年1月22日~2月19日)

 さる1月22日から2月19日にかけて、全4回の講座を実施しました。定員10名枠に対して、現職の教員や看護師など14名の方から申込みがありました。関連法令の学習から授業実習まで、熱心に受講された結果、14名全員が修了証を授与されました。


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グループワークの様子

  「デートDV」(Dating Violence)とは、結婚していない男女間、特に10代、20代の若いカップルの間で起こるDV のことです。昨年度、当財団が市から委託を受けて実施した調査結果によれば、市内の高等学校において、8割以上の先生方がデートDVの予防啓発教育の必要性を指摘しています。


  当財団では、これまで、アジアを中心とする海外におけるDVと家族、子どもに与える影響などについての調査研究や、指定管理している北九州市立男女共同参画センター・ムーブにおいて、相談業務の体制充実、啓発用パンフレットなどの作成やセミナー開催などに取組んできました。

  今回の講座では、高等学校など思春期の男女が学ぶ学校教育の現場や市民センターなどで実際にデートDV予防教育授業を率先して行える人材を養成することを目標として行われました。

 短期間での実施となりましたが、DV防止法や男女共同参画基本社会基本法および第3次男女共同参画基本計画など関連法令から、10代の若者の恋愛観の現状まで幅広く学ぶとともに、ファシリテーション手法の習得やパワーポイントを使った授業実習まで、実践型の編成としたのが特徴です。


  プログラム2回目に、NPO法人レジリエンスの中島幸子代表による「女性に対する暴力-被害の実態と心理」を公開講座として行い、約60名が参加されました。立場の強い人が立場の弱い人を傷つける行為の背景にある構造とはどのようなものか、具体的に示されながら、愛情には相手を尊重することが不可欠であること、束縛や感情の押しつけとは異なるものであることが説明されました。

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講義の様子

  講座修了後の受講生アンケートでは、講座内容について、ほとんどの方から理解できたとの回答をいただいた一方で、ジェンダーに関する理解をさらに深めたいなどの要望が寄せられました。また、今後の活動目標については、早く実践してみたいとする意見や、デートDVに限らず知識の幅を拡げていきたいとする回答もみられました。

 当財団としては、受講生を対象にフォローアップの研修を行うとともに、今後、養成した人材を必要に応じて学校や市民センターなどに派遣できるような仕組みについても検討していく予定です。



KFAWデートDV予防教育ファシリテーター養成講座プログラム
◆第1回講座
デートDV予防教育の必要性と教育の目的 窪田由紀 九州産業大学教授、KFAW理事
男女共同参画基本法および第三次基本計画 力武由美  北九州市立男女共同参画センター・ムーブ コーディネーター
DV防止法の内容と未解決の課題 窪田弥生 清和法律事務所弁護士
◆第2回講座
女性に対する暴力―被害の実態と心理(公開講座) 中島幸子 NPO法人レジリエンス代表
現代若者像―コミュニケーションと恋愛観、性行動 窪田由紀 九州産業大学教授、KFAW理事
阪井俊文 宇部フロンティア大学短期大学部非常勤講師
◆第3回講座
アサーション 考え方とワーク 窪田由紀 九州産業大学教授、KFAW理事
冨永明子 臨床心理士・フェミニストカウンセラー
ファシリテーター その姿勢とスキル 岩丸明江 NPO法人GGPジェンダー・地球市民企画代表理事
予防教育案の学習とモデル授業 蒲原くみ恵 こころの相談室かもみ~る カウンセラー
窪田由紀 九州産業大学教授、KFAW理事
冨安兆子 北九州シェルター代表代行、KFAW理事
授業実習案の作成 篠崎正美 KFAW主席研究員
◆第4回講座
授業実習、実習への助言 蒲原くみ恵、窪田由紀、篠崎正美、冨安兆子、
太田まさこ KFAW主任研究員
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