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人権

翻訳出版記念 国際シンポジウム「DVにさらされる子どもたち ~ドメスティック・バイオレンスが家庭に及ぼす影響~」

報告書ができました。こちらでご覧いただけます。(PDF 約1300KB, 3/31掲載)

  • 日 時  2004年7月13日(火) 13:30~16:30
  • 場 所  北九州市立男女共同参画センター”ムーブ”5F 大セミナールーム
  • 参加者   150人
  • パネリスト
    Lundy Bancroft (ランディ・バンクロフト):
    加害者カウンセリング専門家、臨床スーパーバイザー。DVがある家庭に育った10代の男児のためのグループ治療を行っているほか、親権評定者、児童虐待調査官としても精力的に活動している。著書に”Why Does He Do That?: Inside the Minds of Angry and Controlling Men”など。米国マサチューセッツ州在住。

    Jay G Silverman (ジェイ・G・シルバーマン):
    ハーバード大学公衆衛生学部助教授、同大学公衆衛生臨床学科防止プログラム・ディレクター。発達心理学が専門。臨床家として加害者カウンセリングに携わるほか、研究者としての業績多数。米国マサチューセッツ州在住。

    戒能 民江(かいのう・たみえ):
    お茶の水女子大学生活科学部 教授法律学(特に家族法学)が専門。研究課題は婚姻法及び女性に対する暴力と法。内閣府男女共同参画会議女性に対する暴力に関する専門調査会委員。「ドメスティック・バイオレンス」「ジェンダー法」(共著)など著書多数。

  • コーディネーター
    篠崎 正美:
    熊本学園大学教授 (財)アジア女性交流・研究フォーラム主席研究員

  • 主催 (財)アジア女性交流・研究フォーラム/国際協力機構(JICA)九州国際センター

    ☆ これまで、ドメスティック・バイオレンス(DV)と児童虐待は、個別の問題として捉えられてきましたが、支援の現場からの声や研究により、両者は複雑に交差し合っていることが分かってきました。DVがある家庭で育つ子どもたちが受ける影響は、暴力を受けたり、暴力場面を目撃することだけにとどまりません。

    シンポジウムでは、アメリカより原著者を招き、加害者が参加を義務付けられた更正プログラムなどの先進事例を紹介しながら、加害男性の実態や加害男性が家族の人間関係のあり方全般に及ぼす影響とその対応などについて話し合いました。また、本シンポジウムには11カ国のJICA研修員が特別参加しました。