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アジア女性研究

第18号 科学とジェンダー―主体として、対象としての現在―(2009年3月)

第18号 科学とジェンダー―主体として、対象としての現在―(2009年3月)

 科学分野における女性の参画度が低い理由として、「女性は生まれつき理工系には向いていない」という説明がしばしばなされてきましたが、最近では男性、女性が置かれている環境や文化の違いによる影響が大きいと考えられています。理工系や経済学系などの分野で女性研究者が少ないということに関する制度的、社会的、文化的要因を分析する論文や、科学分野で活躍する女性の現状、専門分野の選択を左右する要因に関する論文などを掲載しています。

 

【目次】

巻頭言 大隅典子 キュリー夫人に替わるロールモデルは?
特別寄稿 塩満典子

知的基盤社会における女性の活躍に向けて

―科学技術分野における現状と課題―

研究論文  河野銀子

理系進路選択と高校での教科の好き嫌い

―日本の大学生調査をふまえて―

  廣瀬淳一 科学技術分野の女性研究者育成における歴史的文化的影響について―日本における西洋科学の導入過程を参考に―
研究報告 上村陽子 1980年代の中国における広告メディアとジェンダー表象―日本のジェンダー・イデオロギーの流通と再生産をめぐる考察―
ジェンダー・パースペクティヴ 山口理恵子 女性とスポーツ―この先にあるものは?
アジア女性学の動向 ラシダ・シュイブ マレーシアの科学技術分野における女性

客員研究員

報告

市井礼奈

村松安子

東北アジアにおけるジェンダー予算の動向

─日本、韓国、台湾を事例として─

 

河野明日香

大杉卓三

大谷順子

中央アジア諸国におけるコミュニティ研究

─ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスにおける女性のコミュニティ活動を中心に─

  湯淺墾道 アメリカにおけるセットアサイド(set aside)
KFAW研究員報告 織田由紀子 人身取引対策―概観と課題
フォト・エッセイ 小笠原悦子 2008北京パラリンピック競技大会を観戦して
書評 小川玲子 伊藤るり=足立眞理子編著『国際移動と<連携するジェンダー>再生産領域のグローバル化』

 

価格 1,000円(税込)
B5判/127ページ
2009年3月発行
ISSN 0918-8290


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