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国際理解促進事業

ワールドリポート「定住外国人女性と地域社会~わたしたちにできること」を開催(2010年10月2日)

 2010年10月2日(土)に、北九州市立男女共同参画センター”ムーブ”にて、ワールドリポート「定住外国人女性と地域社会~わたしたちにできること」を開催しました。


 北九州在住の3名の外国人女性をパネリストに招き、「私のライフスタイルと地域社会のかかわり」というテーマで、北九州での出産、育児、仕事を体験することから、何を感じ、地域とどのように関わっていきたいと思ったのかを、日本語で報告してもらいました。
 また、当財団と昨年11月に学術交流協定を結んだ韓国・忠清南道女性政策開発院(CWPDI)から、チョ・ファソン多文化チーム長を招聘し、日本より定住外国人の割合が高い韓国の状況と、政策対応について報告を、さらに、土井智子北九州市女性団体連絡会議会長に地域の代表として参加していただき、質疑応答、パネルディスカッションを行いました。


 第1部のワールドリポートには、約130名もの市民、NGO/NPO関係者、ボランティア、女性団体会員など多くの方々にご参加いただき、定員を上回る盛況ぶりでした。
 また、今回は新たな試みとして、第2部で定住外国人の方々と直接コミュニケーションをとれる場を設け、彼らが抱えている悩みやわたしたちに何ができるかについて、ワークショップを行いました。


 参加者からは「今後自分にできることは何かということを考える良い機会になった。」「外国人というだけで、言葉が分からないと自分自身で壁をつくっていた。今後は地域の中でも積極的に関わっていけたらと思う。」というような意見が出され、一人ひとりが、定住外国人の方々と今後どのように付き合っていくかを考える良い機会になったと思います。



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<左> 左からパネリストのウー・シャオペイさん(中国)、インドリヤニ・ラフマンさん(インドネシア)、東アルリンさん(フィリピン)  <右>第1部 ワールドリポート 会場風景



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<左>第2部 意見交換 会場風景   <右>韓国 CWPDI チョ・ファソンさん


 ◆当日プログラム◆


◇第1部 ワールドリポート◇
 14:00   開会
         ○主催者挨拶   ?アジア女性交流・研究フォーラム 理事長 吉崎邦子
 14:05   報告 
      「私のライフスタイルと地域社会とのかかわり」
 14:10    ○ウー・シャオペイ (中国)            折尾西市民センター職員
 14:20    ○インドリヤニ・ラフマン(インドネシア)     北九市立大学大学院聴講生
 14:30    ○東 アルリン(フィリピン)                主婦
                    (質疑応答)
 14:45  「韓国における多文化家族と結婚移民のための支援政策」
         ○チョ・ファソン 韓国忠清南道女性政策開発院(CWPDI) 多文化チーム長
                     (質疑応答)
 15:20   パネルディスカッション
       「定住外国人女性の社会参画と地域での対応」 
            ○コーディネーター 田村 慶子 北九州市立大学大学院教授 (KFAW理事) 
            ○パネリスト     チョ・ファソン   (韓国忠清南道女性政策開発院 多文化チーム長)
                  土井 智子 (北九州市女性団体連絡会議会長)
                  ウー・シャオペイ (中国)
                  インドリヤニ・ラフマン (インドネシア)
                  東 アルリン (フィリピン)
 16:00  閉会


◇第2部 意見交換◇
 16:10~17:00

  

※当日配布資料はこちらから。


<日本語版>
   ■パネリストプロフィール

 

「私のライフスタイルと地域社会とのかかわり」
  ■ウー・シャオペイ (中国)
  ■インドリヤニ・ラフマン(インドネシア)
  ■東 アルリン(フィリピン)

 

「韓国における多文化家族と結婚移民のための支援政策」
  ■チョ・ファソン(CWPDI)

 

<英語版>
  ■Panelists’ Profile

 

“My lifestyle and the Local Community”
  ■Wu Xiaobei (China)
  ■Indriyani Rachman (Indonesia)
  ■Higashi Arlene (the Philippines)

 

“Multicultural Family and Supporting Policy for Marriage Immigrant in Korea”
  ■Cho Hwa Sung (Korea)